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病気をもつ猫の保護は精神的にも肉体的にも大きなプレッシャーがかかってきます。 私自身は「白血病キャリア」で『猫伝染性腹膜炎(FIP)」を発症している マーチを迎え入れたことで、マーチの看病もさることながら先住猫への感染の不安、 隔離することによるマーチや先住猫たちのストレスをどうすればよいか悩みました。 そして私自身の無知から 充分なケアを出来ないまま、マーチを天国にやってしまいました。 |
猫が罹る疾病には様々なものがあります。 代表的なものが ・猫ウィルス性鼻気管炎 ・猫カリシウィルス感染症 ・猫白血病ウィルス感染症 ・猫汎白血球減少症 があります。 もしも、これらのウィルスに感染してしまったら、命にかかわるだけでなく、 あなたの猫が他の猫への感染源となってしまいます。 現在、これらの疾病には「ワクチン」が存在し、正しく摂取することにより 高い確率で感染を予防することが出来る様になりました。 猫たちのためにも、しっかりと予防しましょう。 |
しかしながら、まだまだ猫の命にかかわる疾病がたくさんあります。 治療法も確立されず もちろん「ワクチン」もなく 感染源すら解明されていないものもあります。 |
人間の保護下にある飼い猫の場合、飼い主に正しい知識と愛情があれば、 予防可能の疾病は「ワクチン」や良好な環境で過ごすことにより守ってあげることができます。 ところが、ノラ猫の場合「ワクチン」摂取など望める訳もなく あまりに過酷な環境にさらされながら 生き、そしてそのほとんどが病気や事故で苦しみながら短い生涯を閉じて生きます。 避妊去勢していないことで 発情時期のケンカや出産による母子感染により悲しい連鎖は続きます。 猫を捨てる心無い人間とその無知が 言葉を持たない彼らを追い込み苦しませているのです。 無知ということでは私自身にも反省するところはあります。 これから勉強をしていこうと思います。 |