保護からうちに来るまで

２００２年３月２日

地域猫の茶白の猫さんが歩道の真ん中で　倒れているところを発見。
小さな声で‘にゃあ‘と鳴き　ぐったりとしている。
すぐに病院に連れて行き診察を受けたところ
　肝臓の数値が正常値の数十倍になっており
　毒物による急性中毒の可能性があるとのこと。
強肝剤と強心剤とブドウ糖を点滴し様子を見ることに。
この日は入院。
二人で猫さんの名前を考えた。
三月に保護したので‘マーチ‘に決定。
がんばれ　マーチ！　

２００２年３月３日

この日は夕方にしか病院に行くことができない。
７時ごろいくとまだぐったりとしたままで起き上がることができない。
私たちをみると短く‘にゃあ‘と鳴き横たわったままで辛そう。
昨夜は　かなり危険な状態になったらしい。
ノラでも　近所の人にご飯をもらいながら　一生懸命生きてきたのに
変なもの食べさせられて　こんなに苦しんでいる。
がんばれ　マーチ。私たちがついているからね。
持っていった小さな猫のぬいぐるみを　置いてきた。
　

２００２年３月４日

仕事があったので　この日も夕方に病院に行った。
恐るおそる様子を見ると　昨日とはぜんぜん違う元気なマーチがいた。
ふらついているけれど　ゲージの前まで　歩いてくる。鳴き声も少し大きくなっている。
ご飯も水もたっぷり摂れたそう。よかった。
こんなに元気なら　退院してもいいといわれ　うちへつれて帰ることに。
我が家には　２匹の先住猫がいるので　念のため　血液検査をすることにした・・・・・すると・・・・

白血病が陽性反応。エイズは陰性。診察台の上で　じっとしているマーチ。
家には白血病のワクチンを摂取していない‘はち‘と‘たあちゃん‘がいる。
どうしよう・・・とりあえず隔離しなければ・・・・・。
マンソンという寄生虫もいたことが分かり駆除剤を注射してもらって
先生に注意点などを聞いて　マーチをつれて帰宅した。

2002年３月５日

普段使っていない和室をマーチの部屋にした。
フードと水と　トイレを置く。
完全に隔離しているので　できるだけ部屋に行き一緒にいるようにする・・・・
だけど　さみしいね、マーチ。
しっかりと体をくっつけると安心したように眠る。
今は骨と皮の体だけど少しずつ元気になろうね。